堺東駅を出発して反正はんぜい天皇陵を経由
そこからひたすら南下して
お目当てのお店全部閉まって絶望しつつも
「こふん前cafe IROHA」さんで大満足ランチを食べたのが
前回までのあらすじ

(前編はこちら
 ⇒「2022年古墳初め ~百舌鳥古墳群ウォーク★前編~」)

おなかが満たされると足取りも軽く
JR百舌鳥駅近くの踏切を越え・・・た、ところで

ロアール」さんというパン屋に立ち寄りました★
さすがにすぐは食べませんが(笑)
ここでは古墳パンが売ってるということで

買うしかないよね★

こちらはクリームパン♡
帰宅してからおやつにいただきました~

昔ながらのパン屋さんといった感じで
クリームパンもわたし好みの
香ばしい生地にぎゅっと固めのカスタードクリームが入ってました♪

なんとか古墳パンだけでもゲットできてよかった・・・!

そこからはまた、ひたすら歩いて古墳巡り

長さ日本第35位の巨大前方後円墳である
御廟山ごびょうやま古墳を一周

この古墳は、少なくとも江戸時代から農業用水の
溜池として利用されていたそうで
周濠が拡張されていることが調査でわかっています

たしかに、お水たっぷりで
湖に浮かぶ島のようにも見えます


(天気悪・・・)
こちらは前方部↑
てくてく~っと歩いて、後円部↓

なんか立札があるのが見えたのですが・・・
肉眼では何て書いてるかわかりませんでした

御廟山古墳は宮内庁が陵墓参考地として管理していて
被葬者の候補としては応神おうじん天皇が
あげられているんですって!

拝所はないですが、そういった旨が書かれているのかな・・・?

それから、いたすけ古墳へ!

おぉ・・・ハゲ古墳・・・

その上天気最悪だし、手前の枯れ木も相まって
哀愁感がすごいことに・・・(笑)

いたすけ古墳は、戦後の土地開発ラッシュの際に
破壊されかけた歴史があります

この古墳も元々は他の古墳同様森になってたところ
開発のために木が伐採されたんですね

とはいえ最近撮られた航空写真なんかでは
緑色でもこもこしてるように見えたんですが
たまたまその時は草が生い茂ってただけで
今は季節柄草も枯れてたということでしょうか

木々を伐採し、さらに土砂を運び出すための重機を
墳墓部へ入れるために、コンクリート製の橋もかけられました

が、ここで地元住民による反対運動が起こり
なんとか破壊は免れました

その時の名残が今でも残っています

よくぞ開発ストップしてくれました

今ではこの橋の残骸場所は
カモのたまり場になっていました
(カメラ向けた瞬間ほとんどどっか行ったけど←)

あとは、ひょっこりタヌキが出てくることもあるそうですよ!

なお、誰が埋葬されているかなどは一切不明でございます

それからさらに南下して
念願の、履中りちゅうのアニキを拝んできました!!!

拝所は大通り沿いにあるのですが
ここだけなんだか空気が澄んでる気がする

なんというか、美しい・・・!

履中さんは、仁徳にんとく天皇の長男で第17代天皇

皇位継承の際には弟に命を狙われるなど紆余曲折のあったお方です
(詳しくはコチラ
 ⇒「履中天皇陵古墳~ビュースポットでハイ、ハニ~!~
  「反正天皇~白い歯は美しい」)

一番最初に拝んだ古墳・反正さんのお兄さんなので
つい「履中のアニキ」なんて呼んじゃったりして★

アニキの古墳の西側は景観を保つよう整備された美しい道で
古墳を眺めながら北上

後円部側にはビュースポットもあってね
訪れたら絶対古墳とツーショット撮る!と思ってたんですが
恥ずかしかったので古墳だけ撮ってきました

お天気のバカヤロウ・・・!

驚くほど映えないじゃないか・・・!

これは・・・いつかリベンジします・・・

ビュースポットのすぐ近くには大仙公園があって
復元された七観山しちかんやま古墳というのが、登れるようになってるんですね

ここからも履中天皇陵古墳がよく見えるんですが

・・・映えない(ちくしょう)

大仙公園内にもたくさん古墳があるのですが
タイムリミットが迫っていたのでまっすぐ北へ通り抜け
仁徳さんにだけお会いしてきました

なんか少し空が青くなったようにも見えますが
カメラの具合によるものです
ここでついに小雨がぱらついてきました(泣)

仁徳さんはいつ来てもその大きさに圧倒されますね!
履中さんでも3番目に大きいので十分圧巻でしたが
やはり仁徳パパは大きい・・・!
(ちなみに反正さんは50番以内にも入ってないです)

・・・最近のニュースでさ
「仁徳天皇陵古墳は出土品と仁徳さんの年代が合わないから
 仁徳さんの古墳じゃない」
みたいな見出しを見たのですが・・・
あえて見ませんでした←

仁徳さんの西側の道をさらに北上して

途中、銅亀山どうかめやま古墳をパシャリ

こちら、仁徳さんの陪冢

写真じゃよくわからないけど、
百舌鳥・古市古墳群ではめずらしい方墳なんです
ただ、実は前方後円墳だったんじゃないかとか
いやいや前方後方墳だったんじゃないかとか
色々調査がなされている古墳です

途中、ノラ猫と戯れて

丸保山まるほやま古墳もパシャリ


これも仁徳さんの陪冢
こちらは帆立貝型墳です
ホタテ貝の蝶つがい部分(前方部)だけ、昭和30年に
畑として開墾されてしまったらしく
手つかずの後円部だけ宮内庁が管理してるのだとか

最後に、永山ながやま古墳

これも、仁徳さんの陪冢・・・と、いわれていますが

全長100メートルの前方後円墳はけして大きいとはいえませんが
周濠が巡っていることや
墳丘が2段になって造り出しもあることなど
古墳としての設備が大変整っているため
誰ぞのお墓かもしれない、とも考えられているそうです

候補者としては、仁徳さんの弟の家庭教師だった
王仁わにさんがあげられているようです

たくさん古墳を見て
堺東の駅まで歩いて帰りました◎

帰りは駅の西側にたどり着いたので
ジョルノにある「堺に恋して」という
お土産ショップに寄ったのですが・・・

「すぐ戻ります。しばらくお待ちください」
の札がかけられていてしばらく待ってみるものの開かず・・・

歩いてきた汗が引いて冷えてしまったので
諦めて帰路につきました・・・

ハイ!
というわけで、駆け足にはなりましたが
以上が埴輪なつきの2022年古墳歩き初めでございました!

マップを確認したり
行ったり来たりしたところもありましたが
トータルで5時間くらいでした◎
距離は約10キロ
ウォーキングにはいい距離だと思います♪

ここで紹介した以外の古墳もゴロゴロありますので
ぜひ皆さんも、古墳ウォーク楽しんでみてください~

わたしの歩いた軌跡が
誰かのお役に立てれば嬉しいです♪

2022.3.3 埴輪なつき

〈参考文献〉

『百舌鳥・古市古墳群ガイド』(発行者:宗形康)

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ここで登場したお店の情報などをまとめました♪
どうぞ参考になさってください~~◎

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〔ロアール〕さん

〈住所〉 堺市北区百舌鳥町本町1-2
〈お問い合わせ〉072-250-6770
〈営業時間〉平日8:00~19:00
      土日8:00~17:00
〈定休日〉祝日・毎週木曜

 食べログ⇒https://tabelog.com/osaka/A2705/A270501/27042167/

***

〔堺に恋して〕さん

〈住所〉堺市堺区三国ヶ丘御幸通154 ジョルノ1F
〈お問い合わせ〉070-246-9887
〈営業時間〉10:00~20:00
〈定休日〉なし
〈HP〉https://sakai.shop/

***

※どのお店も、新型コロナウイルス感染拡大等により
 営業時間・定休日が変更されてる場合があります
 ご注意ください

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