蟻通神社

蟻通神社

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お知らせ

    蟻通神社概要

    名称蟻通神社/ありとおしじんじゃ
    ご祭神大国主神
    社格等郷社

    アクセス情報

    住所〒598-0034 大阪府泉佐野市長滝814
    最寄駅JR阪和線「長滝」駅から徒歩10分程度
    神社前にバス停有
    駐車場
    ウェブサイトhttp://www.aritooshi.org/

    蟻通神社について

    社伝によると、第9代開化天皇の時代に創建されたと伝えられている、大変古い神社です。稲作作りが始まった頃に、五穀豊穣と国土開発を祈る目的で、国造りの神である大国主神を祀ったのが始まりとされています。

    しかし、蟻通神社の名前が広く知られるようになったのは、平安時代のことです。歌人である紀貫之が神社を通過する途中、突然天候が悪化し馬が倒れた際に、蟻通の名に掛けた和歌を詠んで難を逃れたという話が、世に広まったのです。また、清少納言の『枕草子』には蟻通神社の社伝の由来が描かれており、それもまた蟻通の名を広めるきっかけとなりました。

    室町時代には、申楽師である世阿弥により、紀貫之のエピソードを元にした謡曲『蟻通』が作られました。

    昔は熊野街道に沿って広大な神域を有していましたが、佐野陸軍飛行場建設のため、昭和19年(1944年)に現在の場所へと規模を縮小し、移されました。 平成27年(2015年)には、本殿・幣殿・舞殿など11件が国の登録有形文化財に登録されました。

    行事

    年間行事

    1月1月1日 元旦祭・初詣
    1月9~11日 十日戎祭
    2月節分の日 節分祭
    3月3月下旬 宮座敬老社人入座式
    4月4月第2日曜 祈年祭(大祭)
    5月日根神社まくら祭
    6月6月30日 大祓
    7月日根神社ゆ祭り
    9月摂社例祭(三社)
    10月秋祭り(地車祭)
    11月七五三
    12月12月第1日曜 新嘗祭(大祭)
    12月31日 大祓・除夜祭

    見どころ

    舞殿

    拝殿前方にあり、5.8m四方の方一間、吹放し形式となっており、入母屋造妻入り、銅板葺です。1615~1661年に建てられたとされています。平成26年(2014年)からは、毎年9月に地元有志の手により舞殿での能楽奉納行事「ありとほし薪能」を継続して行い、能「蟻通」も演じられています。(2020年はコロナ禍により中止されました)

    冠の渕

    紀貫之が蟻通神社の前を通りがかった際、突然馬が倒れ、そのはずみで冠が炉端の渕の中へ落ちてしまいました。冠が落ちたことから、その池の名を「冠の渕」と呼ぶようになり、現在は南鳥居の東側にあります。第二次世界大戦の際に移転させられたため、今ある池は再現されたものであり、当時のものではありません。しかし、池の中心に浮かぶ中ノ島に立つ石碑は、天保年間に建立されたものといわれています。石碑の右にある歌碑は、昭和43年(1960年)に、紀貫之大人冠之渕保存会によって建立されました。

    足神様

    境内摂社の一つに足神神社があります。ご祭神は宇摩志阿斯訶備比古遅神で、通称「足神様」と呼ばれています。足の病の治癒、健脚、旅行・家内安全、交通安全のご霊験があると言われています。

    足神様の社の前には「仏足石」というものもあり、これは中世長滝の荘に創建された禅興寺より移されたと伝えられており、昭和43年(1960年)に再建されました。古来より足に関する病を持つ人が参詣し、回復を祈るという伝承があります。

    リモート散策・境内

    遠方にお住まいの方でも境内をリモートで散策いただける動画を掲載しています。
    どうぞご覧ください。【準備中】

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