護国神社 ~涼を求めて~

住之江区出身のわたしにとって、
住吉大社に次ぐ地元の神社と言えば、
護国神社があります。

けれど、子どもの頃は
ほぼ訪れることがありませんでした。
住之江公園の横にあるちょっと大きな神社で、
どうやら戦争で亡くなった人たちの慰霊を祀っている、
ということは何となく知ってました。

時が経ち、
わたしにも子どもが生まれ。
とにかく昼寝させて夜もぐっすり眠らせたいという思いから、
1歳頃から幼稚園に入園するまでの2年とちょっとの間は、
それはそれは住之江公園に足しげく通っておりました。
もうね、2歳半くらいからは昼寝をしてくれなくなったから、
お弁当持って朝から夕方まで公園にいました(笑)
それもほぼ毎日(笑)
わりとしんどい日々でしたが、
公園仲間の友達が数人いたから頑張れました。
懐かしいなぁ。

ところで、
住之江公園の遊技場には、
木がないんですよ。
広い砂場がどーんとあって、
砂場の中に遊具がある。
だからこけたり遊具から落ちたりしても
ケガをしにくいのはいいのだけど、
夏場はとにかく暑いんです。
夏どころか、5月くらいから暑いのなんの。
上からは太陽直撃、
下からは白い砂場で
光が反射して紫外線の嵐(泣)

ちびっこたちはお構いなしで
遊んでいるけれど、
おばちゃんには辛い。

大人は涼を求めて子どもをそそのかし、
木陰のある場所へ。
そこが護国神社でした。

いやもう・・・
その節はお世話になりました、
と、この場を借りてお礼申し上げたい。
護国神社の入り口は
南側と西側の大通りに面した所と、
公園と繋がっている北東部にあります。
灼熱の遊戯場から、
この北東にある鳥居の前まで来ると、
めっちゃ涼しいの!
立派な木々が並んでいて、
木のトンネルみたいになってるの。
木陰ってスゴイ(笑)

ちびっこは、遊具なんてなくても何ででも遊べるもの。
鳥居の前に3段くらいの石段があって、
そこを上ったり下りたりジャンプしたり。
落ち葉を拾ったり、草をむしったり。
境内でも、灯篭の周りをぐるぐるしたり、
さざれ石の周りをぐるぐるしたり。

そう、さざれ石があるの。
国歌にも出てくる、あの“さざれ石”。
約2億4千万年前というはるか昔から、
大小の石が集結して大きな岩となったもの。
厳かなその霊石の周りで駆け回るちびっこと、
涼をとるおかんたち・・・
はてさて、英霊10万5千余柱のご祭神は、
どんな風に我々を見ておられたのでしょうね・・・(汗)

どうぞ皆さま、
家族で住之江公園を訪れた際は、
ほてった体を冷やすついでに
護国神社へ訪れてみてはいかがでしょうか(笑)

住吉大社のような
大昔からある神さんを祀っている神社とは
少し趣が違いますが、
戦争や亡き人に思いを馳せて、
大阪の英霊へお参りを・・・

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