生根神社 ~お酒の神様と神功皇后の話~
住吉大社のやや北側、
住宅街の真ん中に古い神社があります。
生根神社。
聞いたことはあったけど、
つい最近まで行ったことはありませんでした。
もちろん、どんな神様が祀られているのかも、
何にも知識ゼロ(毎度のこと)。
こちらの神社、
創建時期は不明とのことですが、
社伝によると住吉大社より
昔からあったとかなんとか。
豊臣秀吉の奥さんである淀殿が
この神社を崇敬していたとかで、
現在の本殿が寄進されたとのこと。
つまり、安土桃山~江戸時代前半に
建造されたわけなので、
なかなかに古い建物です。
(大阪府の重要文化財に指定されてるってさ!)
祀られている神様は
「少彦名命(すくなひこなのみこと)」。
国造りの協力神、常世の神、
医薬・温泉・禁厭・穀物・知識・酒造・石の神、
だそう。多い(汗)
お酒は古来、
薬の一つとされていたそうで、
少彦名命が酒造りの技術を広めたことで、
酒造の神と呼ばれるようになったんですって。
『古事記』&『日本書紀』には、
神功皇后のこんな歌が載せられています↓
この神酒は 我が神酒ならず 酒の司 常世にいます
石立たす 少名御神の 神寿ぎ 寿ぎ狂ほし 豊寿ぎ
寿ぎ廻し 献り来し 神酒ぞ 乾さずをせ ささ
(このみきは わがみきならず くしのかみ とこよにいます
いわたたす すくなみかみの かむほぎ ほぎくるほし とよほぎ
ほぎもとほし まつりこし みきぞ あさずをせ ささ)
出先から帰ってきた息子(応神さん)に、
ママンである神功さんがお酒を造ってあげたときに
読んだ歌で、意味は
生根神社でも神功皇后がお酒を造ったそうで、
それを住吉三神に献ぜられたというお話もあるそう。
・・・あ、ごめんなさい、イラストはイメージです。
(神功皇后に、勝手に大阪のオカンイメージがついてしまった・・・笑)
ところで、少彦名命・・・
どこかで聞いたことある気がする、と思ったら、
まさしくその名前の神社「少彦名神社」というのが
北浜にありました!
そうそう、グーグルマップで神社検索してたら
出てきたんだった。
こちらは「日本医薬総鎮守
病気平癒・健康成就の社」だそうです。
また調べてみなくっちゃ!
2021.4.14 姫松なつき
参考文献:Wikipedia(生根神社、スクナビコナ)
生根神社(http://ikune.a.la9.jp/history/index.html)
やまとうた(https://www.asahi-net.or.jp/~sg2h-ymst/yamatouta/index.html)
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