四天王寺① ~聖徳太子が建てた寺!~

大阪人なら
ほとんどの人が聞いたことはあるだろう
有名なお寺、四天王寺。
だけどやっぱり、
その中身については
ろくすっぽ知らないんだなぁ・・・


(聖徳太子といえば、山岸凉子さんの
『日出る処の天子』のイメージが強い。
厩戸皇子と蘇我蝦夷♡)

でもその昔、
一度だけ訪れたことはあるのです。

小5のときの担任が、
学級活動の時間に毎週百人一首をさせる先生でした。
まだ国語の授業でも習わない和歌。
かるたと同じと言えば同じだけど、
当然みんな上の句だけで下の句がわかるわけもない。
しかし暗記が好きだったわたしは
100首ほぼ覚え、クラスでは不動のトップでした。

中学になって授業で百人一首を習ってからは、
国語便覧を舐めるように読み倒して
意味まで熟読、完全に暗記。
そして学年全体の百人一首大会で
余裕の優勝を果たしたわたしは、
四天王寺で開催される競技かるた大会の存在を知り、
母と見学に行きました。

・・・いや、あれはムリ(笑)

最初の一文字が聞こえた瞬間に取ってる。
え、和歌の趣きとかないやんアレ。
という衝撃が大きすぎて、
四天王寺のお寺自体の記憶は
全く残っておりませんでした★

先日、約20年ぶりに行ってまいりました。
(歳月おそろし)
ほんとに記憶になくて新鮮・・・(笑)

そうそう、
四天王寺と言えば、聖徳太子の建立以来
ずっと開いていたのが、
1400年以上の歴史の中で初めて閉鎖されたと、
昨年ニュースになりましたね。
「6世紀の創建以来初!」
というニュースのタイトルを見て、
笑っちゃいけないけど笑っちゃいました。
聖徳太子がこの世にいたら、
この状況をどう思うのかしら。

蘇我氏と物部氏の戦いがあって、
聖徳太子が四天王寺を創建。
応仁の乱や織田信長の天王寺の戦い、
大坂の陣などの歴史的な戦いに巻き込まれたり、
大阪大空襲や巨大な台風の被害を受けて、
ずたぼろになりながらも何度も再建してきて今がある。
たかだか30数年しか生きていないわたしには
想像もつかない果てしない歳月、
何があっても存在し続けてきたのは、
仏を信仰する人々がいたからなのでしょう。
目に見えないウイルスという全人類の敵を前にして、
今こそ人々は仏に祈りたいものなのに、
お堂が閉鎖されるという前代未聞の事態。

今はまた拝観できるようになりましたが、
まだまだコロナが終息する気配はなく、
四天王寺でも袈裟を着たお坊さんが
お堂に入る前にアルコールをプシュッ
としているところを見ると・・・
なんともいえない気持ちになりました。
ああほんと、早くなんとかならないかしら。

なんだか話が長くなって
本題にたどりつけなかった(汗)

四天王寺の歴史や、訪れた感想については、また次回。

2021.1.27 姫松なつき

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