宝泉寺(ほうせんじ)さんの十三仏を見て
(「宝泉寺」)

干支によって、
それぞれ守り仏というのがあるということを
30ウン年生きて初めて知ったわたくし姫松

そんな仏教に疎いわたしの守り仏さんは

\普賢菩薩(ふげんぼさつ)/

・・・そもそも漢字も読めんかった(汗)

ふげん・・・普賢・・・

私の知能じゃぁ
普通に賢い、としか読み解けないのですが

これは
「普(あまね)く賢い者」という意味だそう

あ・・・あまねく・・・
日常的に使わない言葉すぎてわからない(汗)

「普く」とは
「ひろく、全てにわたって」という意味ですって

ほ、ほ~ぅ・・・(←ピンときてないヤツ)

普賢菩薩は、単体で祀られることもありますが
釈迦如来(しゃかにょらい)の脇侍(きょうじ)として
祀られることが多い仏さん

脇侍という言葉もつい最近まで知らなかったので
無知仲間な読者さんのために説明すると

仏像って、ひとりでスンッと佇んでいるバージョンと
真ん中に大きいのがあって
その両サイドにちょっと小さめの仏さんがくっついてる
3人そろったタイプがあるの

この、3人そろった仏像の
両サイドの仏像を、「脇侍」といいます

ちなみに、この場合の真ん中にいるのは
「中尊(ちゅうそん)」といって
この仏がメインで教えを諭し
脇侍がそれをサポートする感じ

中尊&脇侍の仏像を「三尊形式」といい
この組み合わせは決まったものも多いけど
わりと自由だったりもするらしい

釈迦如来は、元祖仏像。
お釈迦さんをモデルにして造られた如来です

その脇侍を務めるのが
普賢菩薩と文殊菩薩(もんじゅぼさつ)

文殊菩薩の文殊といえばアレよ
「三人寄れば文殊の知恵」ということわざ

文殊菩薩さんは知恵の多い菩薩なんですね

「智」を司る文殊菩薩に対し
普賢菩薩は「行(ぎょう)」を司ります

つまり
文殊さんが知恵を知り
普賢さんが教えを実行する
という共同作業がそこにはあるのですね!

さて、「普く賢い」菩薩
これがどういう仏さんなのかというと

“あらゆる世界に現れて
慈悲と理知で人々を救う賢者”

という意味になります

単独では法華経を守る仏さんとして
6本の牙をもつ白い象に乗ってる像が
一般的なんだゾウ
(しょうもないこと言うな)

その昔、法華経が生まれる前までは
特別な修行を経た人しか救済されない
という考えだったり
女の人は修行しても仏になれないという
男尊女卑な考えがあったりしたのですが

法華経は、全ての人間が平等に救済される
女性も成仏できますよと説かれたもので
そこに普賢さんが登場するものだから
普賢菩薩は女性からの信仰が厚い
仏さんになりました

ご利益としては
女性守護、修行者守護、息災延命
それに、幸福を増やす増益があるそうです

はーーー
そんな良い仏さんが守護仏だったとは
(いや、他のどの仏さんも
 全部良い仏なんですけど
 っていうか、悪い仏ってないしね)

普賢菩薩が祀られているお寺って
どこにあるのかしら・・・
今度から注意深く
普賢さんを探してみたいと思います!

 

2021.8 姫松なつき

参考文献:Wikipedia(普賢菩薩・法華経)

     高野山霊宝館
     「仏に関する基礎知識:普賢菩薩」
     (http://www.reihokan.or.jp/syuzohin/hotoke/bosatsu/fugen.html

     仏像ワールド
     「普賢菩薩とは?」
     (https://www.butuzou-world.com/dictionary/bosatsu/fugenbosatsu/

     『マンガでわかる仏像』(監修:三宅久雄)

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

ページ上部へ戻る