堺にある興覚寺(こうがくじ)を紹介した中で
突如として現れた痔の神さんこと
秋山自雲(しゅうざんじうん)
(「興覚寺」)

聞いたこともない人物だったのですが
痔の守り神として有名な方のよう

痔・・・

いや、笑っちゃいけない
痔持ちの人は、ホントに辛いんだろうし

ぢ・・・

わたしはなったこと無いけど
(たまにムズムズすることはあるけど
 プリザさんでスーッと引きます
 って、いらぬ情報を失礼★)

妊娠してお通じ悪くなったら痔になったとか
OLさんで座りっぱなしで痔になったとか

わたしと同じ年頃の女の人でも
話題に出さないだけで
たぶん一定数の痔人間はいるんじゃないかしら
(痔人間って言い方・・・)

というわけで
痔人間の方も、今は非痔人間な方も
自らの肛門を守るために
痔の神さんのお話をどうぞ聞いてください

***

時は江戸時代

秋山自雲、元の名は狭間善兵衛(はざまぜんべえ)
生まれは兵庫で、14歳で江戸の酒問屋に奉公
真面目な仕事ぶりを買われて
店主の岡田家を継ぐことになり
岡田孫右衛門(おかだまごうえもん)と改名

孫右衛門は、日々重い荷物を運んだり
長時間正座をしたりと仕事に精を出したそう
(配達に店番かな?)

重い荷物・・・座りっぱなし・・・

フラグが立ってますね

さらに当時は塩辛い食事も多く
また、清潔に保とうにもお風呂に入るのは
贅沢なことだった時代
大人の3人に1人が痔を患っていたそうで
孫右衛門も38歳の時に
痔になってしまいました

発症から4年
治療に努めるも改善の兆しはなく
孫右衛門はついに出家しました

たどり着いたのは江戸浅草にある
法華宗のお寺である本性寺(ほんしょうじ)
そこの題目堂に3年間こもり
痔の改善を祈り続けました

しかし、治らぬまま、45歳で亡くなってしまいました

痔が死因かどうかはわかりませんが
3年も念仏唱え続けたら・・・
姿勢的に痔は悪化してそう・・・
(それはたぶん言うたらアカンやつ)

孫右衛門は臨終の際に
「私が死んだ後は痔の守り神になって
 痔に苦しむ人々から病を取り除く・・・!」
と言い残したそうです

ほんと・・・
よっぽど辛かったんやろね、痔・・・

そうして、孫右衛門は本性寺にて葬られ
法号を「秋山自雲」と称されました

さて、孫右衛門の死後、
彼の知り合いが痔になって
「そういやあいつ、あんなこと言ってたな・・・」
と思い出して祈願してみたところ
なんと2か月ほどで快癒!!

これを聞きつけて、いろんな痔人間たちが
孫右衛門のお墓や題目堂に参詣するように
なったのだとか

その後、故郷にあるお寺にも祀られ
関西を中心とした、主に日蓮宗のお寺で
祀られるようになりましたとさ

痔の神さん・仏さんというのは
秋山自雲以外にも多く存在するらしいです
秋山自雲は、江戸時代から流行った
新生★痔神

痔なんて・・・
別に死ぬわけじゃないし・・・
と、現代に生きる身としては
思ったりするんですが

お風呂もろくになくて
もちろんウォシュレットもない
ドーナツ座布団もない
プリザさんもない

そして当時の武士なんかだと
馬に乗れなきゃ仕事にならないわけだけど

痔で馬なんかに乗ったら・・・ねぇ(汗)

きっと今より昔の方が
痔は生活に死活問題だったのかもしれませんねぇ

ハイ、というわけで
痔人間の皆さまどうぞお大事に~~

2021.8 姫松なつき

参考文献:痔プロ.com
     「痔の散歩道~痔という文化~ 痔の神(秋山自雲)」
     (http://www.gpro.com/sampo/main06_02.html

     本性痔~痔の神の寺~
     「痔の神 庶民信仰と本性寺」
     (https://honshoji-g-nokami.jiins.jp/jinokami

     「痔の守り神 ぢおんさん 秋山自雲大権現」
     (https://kawahori-hosp.com/docs/pdf/jionsan.pdf

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