丹南天満宮 ~旧丹南村の産土神社~
竹ノ内街道を歩いた時に
近くにあった丹南天満宮という神社に立ち寄りました
(松原市丹南3-6)
竹ノ内街道から南に少し外れたところにあります
中央環状線がすぐ近くを通っているけど
このあたりは静かな住宅街でした
こちらは旧丹南村の産土神社でした
産土神というのは
生まれた地の守り神のことで
つまりは丹南の地の守り神としてお祀りされていたわけです
神社の名前からわかる通り、ご祭神は菅原道真公
それと、天照大神と天児屋命の3柱です
創建年代は不詳ですが
社殿には大坂の陣の際に焼け落ちたとの記載があるので
それより前からあるようです
現在の本殿は大坂の陣以降に建て替えられた
江戸時代初期のものらしく
松原市内で現存する神社本殿の中ではかなり古いものだそうです
村の人々から鳥居や灯篭などの石造物なども奉納されており
石鳥居も、松原市内最古級のものといわれています
(「延宝七年」(1679年)と刻まれてる!)
このあたりには昔、丹南藩があって
丹南天満宮も、丹南藩の領地でした
代々の藩主に崇敬された神社で、村人からの信仰もあつく
当時も今も、神主さんのいないタイプの神社のようですが
地元の人にきちんと手入れされ、修繕されて現代に至ります
(明治41年に他の神社に合祀され、一度は丹南の地から失われたそうですが
住民の願いにより再び元の位置に戻されました)
さて、そんな丹南天満宮
拝殿はこちら↓
この檜皮は平成22年に吹き替えられたらしいので
まだまだ美しいですね~~
奥に見える朱色の建物が本殿です
わたしは神社の建造物には疎いのでピンとこないのですが
こちらの本殿は江戸時代初期に建てられたものながら
安土桃山時代の様式を持っている、珍しい建物になるそうです
ところで
菅原公が祀られているところには、
だいたいこの、右大臣左大臣の随身像があるけど・・・
なんでなんでしょ
ちょっと調べたけど答えがわからず・・・
教えてエライ人~~
(ミッチーが右大臣だったから??)
天神さんなので、もちろん牛もいます
モォーーーゥ
境内には皇大神宮(左)と八坂神社(右)
それに、広末大明神という稲荷社もありました
住宅街の静かな神社で派手さはありませんでしたが
大坂の陣の以前から現在に続く
地元の人々に守られてきた歴史のある神社でした◎
2022.1.24 姫松なつき
〈参考文献〉
●松原市ホームページ
「丹南天満宮の文化財」
(https://www.city.matsubara.lg.jp/soshiki/kankou/bunka/2_3/5/4556.html)
●南河内には何がある?
「丹南天満宮 安土桃山時代の様式を残す美しい本殿~松原市~」
(https://travel-minakawa.com/2020/05/08/tanmantenmangu/)
●ちょっと気になる!~大阪発史跡旅~
「丹南天満宮」
(https://kininarugou.blogspot.com/2021/06/tannantenmangushrine.html)
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