突然ですが、狛犬ってなんなんですかね?

ふと思ったのです。
神社に必ず2体ずついる、アレ。
狛犬という名前も知っているし、
もはや当然のように存在していて
わざわざ意識したこともなかったのですが。

お稲荷さんの場合、
狛犬じゃなくて狐がいるじゃないですか。
なんで狐なんだろう?と思ったのですが、
いやそもそも狛犬自体がなんやねん、
と気になったので、調べてみました。

そんなの常識やないか、
と思われる方は読み飛ばしてください~~(汗)
・・・いやでも、
ちょっとググってみただけで恐ろしいほどの
情報が出てきましたよ・・・ひぇ。

狛犬。

奈良時代に仏教と共に伝来したとされているようです。
別に柴犬とか秋田犬とかそういう犬の種類と一つではなく、
獅子に似た空想上の獣とのこと。
その起源は古代オリエントにまで遡るという説もあるようで、
そうなると・・・スフィンクスは狛犬の先祖とも言えます。
飛行機もない遠い遠い昔に、
インドで生まれた仏教が日本に伝わったというだけでも驚きなのに・・・
こんな小さな島国に、エジプトとの繋がりが垣間見えるなんて、
なんてロマンを含んだモノだったのでしょう・・・!

中国では、皇帝の守護獣として獅子像がありました。
それが遣唐使により日本に持ち込まれ、
日本独特の形式になっていき、
天皇の玉座を守る守護獣像となりました。

そう、元々は天皇のモノだった狛犬。
それが次第に、
天皇家とも縁のある有名どころの神社へと伝わり、
さらに時代を経て、
一般の神社にも入ってくるようになったそうです。

日本古来の神道では、
仏教の仏像のように目に見えるモノは祀ってなかったのですが、
やっぱり何か目に見えるモノが欲しくなったのか、
生き神としての天皇を模した神像が作られるようになりました。
像とはいえ天皇を祀るとなれば、
それを守る守護獣・狛犬が必須ですね。

狛犬ポジションには、
お稲荷さんだったら狐がいますよね。
神社によっては、兎や牛、猿なんかもいるそうですが、
これは「狛狐」とか「狛牛」とかいうわけではないようです。

“狛犬”という獣の名前なので、
“狛〇〇”となるのは間違い。
単に狐の像、と呼ぶのが正しいようです(汗)

それに、狛犬は守護獣ですが、
狐や兎は神使(しんし。神様の使い)なので、
そもそも役割が違うとのことです。へーへーへー!

この記事を書くにあたり、
大変興味深いサイトを見つけました。
その名も「狛犬ネット」。

・・・狛犬に対してこんなにも膨大な情報が
提供されているとは知りませんでした・・・
すごい。
より深くお知りになりたい方は、
こちらのサイトを訪れることをお勧めします。

いやでも・・・
狛犬がスフィンクスに繋がっているかもしれないくだりは、
ほんと鳥肌立った・・・!
これだから歴史は楽しいんだなぁ!!

「本来は獅子&狛犬」
阿吽の形になっているのが日本特有。
しかしいろいろあいまいになっていった結果、
現在では形は「獅子&獅子」で、
呼び方が「狛犬」になっているのがほとんど。

2021.4.6 姫松なつき
参考文献:Wikipedia(狛犬)
狛犬ネット(https://komainu.net/)

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