ヤマトタケルというと、
ほとんどの人がその名前くらいは
聞いたことがあるのではないでしょうか。

恥ずかしながらわたし・・・

<ヤマトタケルというと草薙剣→
ヤマタノオロチをやっつけた神話の人>
と、勘違いしておりました。
違うのよ。
同じ勘違いをしている人も
いるかもしれないから書きますが・・・
(おまえだけや、とか言わないで 汗)

スサノオがヤマタノオロチをやっつけて、
その時切り落とした尻尾から出てきたのが
三種の神器と言われるものの一つである、
天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)。

日本武尊が日本中を征伐していっている時に、
伊勢神宮にいる叔母さんから、
道中気をつけなさいよともらったのがこの剣でした。

そして某国で騙されて、
野の真ん中で四方を火に囲まれて絶体絶命!
というときに、
この剣が勝手に鞘から抜けて
周囲の草をなぎ払ってくれて
難を逃れたことから、
草薙剣(くさなぎのつるぎ)と
言われるようにりました、と。

・・・知らんかった(汗)

というわけで日本武尊は神話の人ではなく、
このお方も天皇ファミリーのひとり。
(ほんとに実在するの?
とかいう学術的ツッコミはなしでね)

日本武尊自身は天皇にはなりませんでしたが、
その息子は天皇になりました。
仲哀天皇。わかるかな、神功皇后の旦那さん。
つまり、
日本武尊は応神天皇のおじいちゃんにあたります。
フゥッ!
知れば知るほどテンション上がる天皇ファミリー!

そんな日本武尊の陵(みささぎ)は、
古市古墳群にございます。
応神さんのすぐ近く。

日本の西から東まで
すべて討伐した日本武尊ですが、
大和へ帰国する途中に、
現在の三重県亀山市にて亡くなした。
そこに埋葬されたのち、
そのお墓から一羽の白鳥が飛び立ち、
現在の奈良県御所市と、
羽曳野市の地で羽を休めました。
そのことから、
白鳥陵古墳という名前になったのですね。

かの有名な日本武尊の古墳・・・
現在は、ものの見事に
住宅でぐるりとかこまれております。
拝所が・・・家と家の間・・・。
古墳を見たいのだけど、
どうしても両隣のおうちが
気になってしまう立地です(汗)

せめて・・・
外提残せなかったんでしょうかねぇ。

家の真裏に濠!って、すごい土地やなぁ・・・。
ぱっと見は池と裏山があるくらいにしか
見えないのだろうけど、
ベランダの向こうにあるのが
世界遺産の日本武尊のお墓やなんて、
羨ましいような恐れ多いような。

だけどとても、
綺麗な古墳でございました。
大和へ帰ってこれてよかったね、
日本武尊。

2021.3.8 姫松なつき
参考文献:Wikipedia(日本武尊)
建部大社(http://takebetaisha.jp/
『百舌鳥・古市 古墳群ガイド』(発行者:宗形康)

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