浄蓮寺 ~立派な松の木があるお寺~
所用があって
旦那の実家がある泉佐野へ行ってきまして
ちょっと一人時間があったので
せっかくなので近くの寺社巡りをしてきました♪
まず訪れたのは、浄蓮寺(じょうれんじ)というお寺
(泉佐野市南中安松982 )
熊野街道の脇道にあります
時は戦国
1573年(安土桃山時代初期)に
純譽惠慶(じゅんよえけい)上人によって開創されました
宗派は浄土宗
そう
法然さんの浄土宗でございます!!!!
(最近勉強したから食い気味)
泉州日根(ひね)郡安松(やすまつ)村の
正統念仏道場でした
戦国時代だもの・・・
みなこぞって「南無阿弥陀仏」を唱えたことでしょうね
しかし、1615年の大坂夏の陣の樫井(かしい)合戦で
安松村全体が戦火にのまれ
こちらのお寺も伽藍のほとんどが焼失したそう
大坂夏の陣て
大阪城周辺だけのことかと思ってたのですが
泉佐野にまで広がっていたのですねぇ・・・
むしろ、あちこちで繰り広げられた戦いの中でも
一番最初の戦闘が、ここ泉佐野。
紀州からの徳川方と、大阪からの豊臣方が
熊野街道を進軍して激突したんですって
燃えてしまった後は
江戸時代の初期に定譽源量(じょうよげんりょう)上人により再興
さらに江戸中期に單譽冏哲(たんよげいてつ)上人が
本堂を建て
平安時代の高僧・惠信僧都(読み方不明)作と伝わる
阿弥陀如来像を奉安
さらにさらに、遍譽祖公(へんよそこう)上人が
本尊脇侍(きょうじ)(本尊をサポートする仏像)に
観世音菩薩と大勢至菩薩蔵を奉安。
これにて阿弥陀三尊が完成!
また、山門に鐘楼堂を建て
現在に至ります
本堂の中は見られなかったので
ご本尊にはお目にかかれず・・・
境内には、法然さんの像と
/南無阿弥陀仏!!\
地蔵菩薩像と
/ズラァァ・・・\
観世音菩薩像がありました
でもこの観世音菩薩蔵は単体だし・・・
さすがに、阿弥陀三尊となった
江戸時代の観世音菩薩ではないでしょうね(汗)
ところでこのお寺で一番見ものなのはコレ
本堂の前にドーンとそびえ立つ松の木!!
創建当時の伽藍は燃えてしまったとのことですが
この黒松は開山当初からのものと
伝えられております
いやぁ、なかなかこんな大きな松見たことない
写真で見るより、実際に見た方が
おおっ!となると思います
松のね、広がる枝の内側に立ってみたりするとね
四方から突き刺さりますが
(何してんねん)
松の木陰に包まれるって、なかなかないですよ!
(松の内側から本堂を撮ってみたけど、
大した絵面にならなかった 汗)
ハイ、というわけで
450年の歴史あるお寺の紹介でした◎
熊野街道お散歩や
大坂の陣ゆかりの地を巡る際などには
どうぞ立ち寄ってみてはいかがでしょうか♪
松の下で涼んでいって
そしてチクチクされていって★(なんで)
2021.6.27 姫松なつき
参考文献:『大阪 歴史探訪ルートガイド』(大阪歴史文化研究会 著)
浄蓮寺境内 掲示物
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