日本最古の観世音菩薩のお寺

というか

奈良の飛鳥寺よりも古い建立なので
日本最古の寺といっても過言じゃない

とにかく、飛鳥時代に建てられた古い古いお寺
大聖観音寺だいしょうかんのんじ、通称・あびこ観音

前回はそのなが~~~~い歴史についてご紹介しましたが
今回は境内のもろもろをご紹介したいと思います♪
(「あびこ観音①」もぜひご覧ください◎)

***

南門と西門がありますが、わたしは南からやってきました

ドン!とでっかいクスノキがまず目に飛び込みます

左手前には自転車が数台
右には駐車場があり車が数台止まっていました

特に何があるわけでもない普通の日曜日でしたが
さすがの古寺、参拝者がたくさんいらっしゃいました

境内入って、やっぱり気になる木
樹齢はおよそ800年で、大阪市の保存樹にも指定されています

この木の誕生起源は定かではないものの
古い書物などから推定するところによると
1300年代、後醍醐天皇の没後の
室町時代中期ごろではないかといわれています

その後は、戦国時代から大坂夏の陣をくぐり抜け
近代の世界大戦をも耐え抜いてきた古木

この大楠のすぐそばにある小さな祠は
お稲荷さんが祀られているそう

そして大楠の北、写真左側にある大きな建物は
昭和53年に建立された、不動明王を祀る護摩堂

毎年2月1日~7日の節分厄除大法会の期間に
節分厄除開運大護摩供おおごまく」が行われ
2月2日から4日にはこの護摩堂で
修験行者が護摩木を焚いて
不動明王に祈祷するそう

ところで、あびこ観音の護摩堂の不動明王像は
これまた歴史があって、
平安時代の921年、醍醐天皇の皇后がご懐妊したときに
安産祈願のために寄進されたんですって

で、いよいよ産まれる!となったとき
油汗を流して皇后の苦悩の身代わりになったといわれていて
そのため、「油の不動明王」と
呼ばれるようになったんだとか・・・

なんとまぁ・・・
出産の痛みを不動明王が・・・

そしてこちらが本堂↓

この正面中央に
ご本尊の聖観世音菩薩がいらっしゃるそうなのですが・・・

え、それがホントのホントに
飛鳥時代に百済からやってきて
紆余曲折あった聖観世音菩薩像なんでしょうか・・・
えぇ、ほんまに・・・?

本堂向かって左側には
白龍弁財天を祀る金辰殿と、白龍池があります

白龍弁財天は商売繁盛にご利益があるのだとか

昭和57年にできたお堂に対し
池は平成30年に拡張工事がされたそうで
真新しい感じがします

ちょっと・・・
鯉多すぎ&でかすぎで気持ち悪い・・・(コラ)

本堂と金辰殿の間を進むと
本堂の裏側をぐるりと囲むように
小さい観音さんがずらっと並んでいます

これらは西国三十三カ所の観音菩薩で、
ここをお参りすると西国三十三観音を巡ったのと
同じ功徳が得られるといわれています

三十三の観音さんを拝みつつ進んでいくと

観音さんではない仏像が

こちらはびんずるさんという
お釈迦さんの弟子のひとりだそう

まぁ神通力に長けた人だったそうなのですが
失敗も多かったお人らしい

頭が良すぎて先走りしたり
勝手に術を施したり
酒をたしなみすぎたり、少々困ったさんだったので
後世ではお堂の外に祀られるようになったんだそう

それでも、とにかくすぐれた超能力を
持っていたのは確かなので、
病人がその患部に当たる部分の
びんずるさんの体を撫でると
病が良くなるといわれています

そりゃあわたしは頭が悪いので
頭を全力でなでなでしたかったのですが
(病じゃない)

こちらでは縄で囲われていたので
触れていいのかどうかためらった末
頭悪いままに終わりました←

続きまして、白龍池の左側にある大日堂では
大日如来・不動明王・弘法大師・阿弥陀三尊・
聖武天皇・行基菩薩が祀られています

聖武天皇もゆかりがありますものね!
古代天皇好きとしては、絵やご神体としてではなく
像という立体的な形で祀られていることに
ちょっぴり興奮してしまいました・・・♡

聖武天皇・・・
観世音菩薩のおかげで病気治ってよかったですねぇぇ!

大日堂の左端はご朱印所となっていて
手持ちのご朱印帳にご朱印を書いていただくことができます
また、あびこ観音オリジナルご朱印帳も販売

お寺でご朱印をいただくのは初めてだったのですが
窓口があると初心者でも安心して並べました・・・!

ご朱印は通常版と彩色版がありましたが
初めてなのでひとまず通常版でお願いしました

これまで神社でいただいたご朱印は
いずれも神職さんがご朱印帳を社務所の奥へ持って行って
書いてくださっていたので、
完成品しか見れなかったのですが
こちらでは目の前でおじいさんが書いてくださいました!

シャシャシャシャッと素早い筆さばきで
書かれるのかと思ったら、思いの他
じっくりゆっくり丁寧に書いてらっしゃったので
思わずじぃっと見入ってしまいました

筆はなぞってはいけないと
遠い昔、習字の授業ではいわれたものですが

おじいさん
わりとなぞりまくる・・・(笑)

絵を描くように、一文字一文字・・・

そして最後に参拝した日を

「えぇと・・・今は令和3年でしたかな・・・」

え、えっと、うん???

令和になってから何年なのかあやふやなわたし
返答に困っていると、おじいさんはもう
「令和三年」と書いてしまってましたが

手元のカレンダーに「令和4年」てある・・・(笑)

いやスイマセン、今4年です・・・!
とわたしが言うと

「あらま、4年か!あら~~
 まぁこうしておけば、ええでしょ」

と、絶妙に「三」を「四」に修正する技術は
さすがプロ・・・(笑)

こうして、大変味のある思い出深いご朱印を
いただくことができました

わたしが参った日は雨が降ったり止んだりで
寺に到着したときは晴れますらあったのに
ご朱印をいただいた後は細かい雨が降ってきていて

傘を持っていなかったわたしに

「傘ないの?あげよか?」

と仰ってくださったご朱印所のおじいさん

自転車だったし、そう強くは降らないだろうし遠慮しましたが
お心遣いありがとうございました

大阪は、京都や奈良にも劣らない歴史のある地
日本最古の観世音菩薩の寺
どうぞ皆さまお参りくださいませ♪

2022.4.3 姫松なつき

〈参考文献〉

●あびこ観音ホームページ
https://abikokannonji.com/

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