住吉さんの神徳

こんにちは!姫松なつきです♪

住吉大神・神功皇后が祀られていることにより、
住吉さんが航海安全の神、禊祓の神、弓の神と
言われているのは先にお話ししました。
それ以外にも住吉さんには
色々な神徳があるようなので、
詳しく調べてみました!

まず、〈和歌の神〉。
これ、わたし全然知りませんでした。
海から出てきた神様が、なんで和歌?
と思いますよね。

その昔住吉大社は
それはそれは風光明媚な場所にあったようです。
そう、住之江区なんてほぼほぼ埋め立て地ですからね。
今でこそ住吉大社から海岸は遠くなってしまいましたが、
昔は鳥居の外側は綺麗な白い砂浜が広がっていたのです。
住吉大社の東側に住吉公園があり、
国道26号線を挟んだ所に高灯篭があります。
昔から見慣れていたので何とも思わなかったけれど、
これ、鎌倉時代に建てられた最古の灯台なの。
今あるのは再建されたもので、
ほんとはもう少し西側にあったらしいのですが、
26号線のあたりは海だったんでしょう。

そして白い砂浜には、
青く美しい松の木が生えていたそうで、
その様は数々の和歌に詠まれています。
ただ、そればかりが和歌の神である所以ではありません。
住吉大神は、
現実に姿を現す神として様々な書物に登場します。
そしてお告げをされるのですが、
和歌の形をとってお告げになることが
しばしばあったというのです。
それゆえに和歌神として信仰される
ことになったのだとか。
インテリジェンスな神様だなぁ。

さらに、〈農耕・産業の神〉とも。
なにやら住吉大神は、
「草を敷かずに苗代をつくる方法を教えた」
という伝説があるのだそう。
古い時代の農耕=当時の産業、
ということで、産業の神とも。
「住吉さんは商売の神」
と聞いたことがあったけれど、
こういう謂れがあったのですねぇ。

そして最後に、〈相撲の神〉。
そういえば住吉さんには土俵があって、
お相撲さんをちらほら見かけることがあります。
これも知らなかったことなのですが、
相撲はスポーツの一つだと思っていたのですが、
古来より神事との関わりの深いものだったのですね。
朝廷では作物の豊作を祈る儀礼として
相撲が行われていたりしたそうで、
住吉大社の年中行事の中でも
「相撲会(すもうえ)」の神事が
最も盛大だったのだとか。

いやいやほんと・・・
知っているようで
まだまだ知らないことがたくさんあって、
調べることが面白いです!

この知識が、また誰かに伝わって、
ワクワクを共有できることを祈りつつ・・・
これからもいろんなことを
調べて執筆していきたいと思います♪

参考文献:住吉大社ホームページ(http://www.sumiyoshitaisha.net/
『住吉さん 住吉大社一八〇〇年の歴史と美術』

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