神明神社 ~堺のお伊勢さん~
龍神堂に行った後
(龍神堂のお話はコチラ
⇒「龍神堂~そこから広がる堺の歴史~」)
もう一つ近くに神社があるぞと訪れてみたのが
神明神社
(堺市堺区栄橋町2-1-22)
こちらも南海本線堺駅からほど近く
高架下のスーパーの前にありました
広くもなく、小さくもない
こざっぱりした神社だな、というのが
最初の印象でしたが
鳥居の横にある説明書きの看板を見てちょっとびっくり
ご祭神は天照大御神で
「堺のお伊勢さん」と言われています
って!!!
えぇー、この素朴な神社が・・・!?
人っ子一人いないこの神社が・・・!?!?!?
(わたしが訪れた時は、参拝者も神社の方もいなかったのです 汗)
本殿1つと末社が1つ
先に見た龍神堂が、小さい境内ながら
ぎゅぎゅぎゅっと色々詰まってたのもあって
神明神社はすごくアッサリしたように見えたのですが
しかしこちらの本殿には
天照大御神をはじめ、全部で16柱が合祀されているとのこと
/ぎゅぅぎゅぅやで\
め、めっちゃ密やん・・・(笑)
アマテラスさんの他は豊受大御神と
その他14柱については・・・
情報が見つかりませんでした(汗)
だ、誰がそんなにぎゅうぎゅうに祀られてるんや・・・
ちなみに、豊受大御神は食物や穀物を司っていて
アマテラスのお食事係を担当してる神さん
アマテラスさんが祀られているために
「堺のお伊勢さん」と呼ばれているようですが
大昔からここにアマテラスさんが祀られていたわけではないようです
江戸時代後期のこと
大和川の流れが変更されて、土砂の堆積に悩まされていた堺港
1832年に、佐々木長門という人が
宇迦之御魂神と住吉大神と金山毘古大神を祀り
旭神社という名の神社を創建しました
それが、1841年に
堺奉行水野若狭守という人が、
この町の繁栄と発展を祈り
地域の氏神の奉斎を命じて、
新たに天照大御神と豊受大御神を主祭神として合祀し
神明社として創建したそうです
もともと祀っていた3柱は
境内末社として、豊彦稲荷神社に祀られています
狐がいる
ということはお稲荷さんですね
この石鳥居の前には、朱色の鳥居もいっぱい並んでました
宇迦之御魂神というのが、お稲荷さんなんです
そういえば
お稲荷さんって有名だけど
具体的な神さんの名前も知らなかったし
なんで狛犬じゃなくて狐なのかも知らないし
なんで鳥居がいっぱいあるのかも知らない(ザ・無知)
また今度調べようと思います!
お稲荷さんの中に住吉大神も祀られているって
なんだかレアな感じがするけど
そんなこともないのかな・・・?
金山毘古大神というのも、初めて聞きました
ちょっと調べてみたら・・・
と、吐しゃ物から生まれた神さんという情報が・・・
これもまた、よくよく調べてみなければ(汗)
さて、本題に戻りまして
1841年に創建した神明神社は
1867年に現在の場所へ移転
しかし、第二次世界大戦の大空襲により
境内の建物はほぼ焼失してしまいました
その後50年以上が経った平成9年に
社殿が新築され、現在に至ります
と こ ろ で
神明神社では、日本一低い山である蘇鉄山の
登山証明書がもらえるそうですヨ
日本一低いのって天保山ちゃうの!?って
思いますよね
なにやら、蘇鉄山は
“一等三角点”のある山としては日本一低いそうです
標高は6.97メートル
じゃあ天保山はっていうと
“二等三角点”があって、標高4.53メートル
一等三角点と二等三角点の違い・・・
調べてみたけど、分野外すぎて理解できませんでした(汗)
蘇鉄山は大浜公園にあります
明治12年に大浜公園が造られたときに
大阪湾を展望するために整備された山
大浜公園から神明神社までは歩いて10分くらいですが
・・・なんで公園事務所じゃなくて、
神明神社に登山証明書を置いてるのかは謎です
最初、蘇鉄山が大浜公園にあるって知らなくて
てっきり境内にあるものだと思い込んで、
広くない境内を何度も山探してウロウロしちゃったわ(笑)
せっかくなので、神明神社へ訪れる際には
まず先に大浜公園に行って、蘇鉄山登山をしてからどうぞ★
2021.11.21 姫松なつき
〈参考文献〉
●Wikipedia(神明神社(堺市)、蘇鉄山)
●SAKAINOMA
「堺にいながらお伊勢参りと登山を楽しむ‐神明神社‐」
(https://sakainoma.jp/spot/shinmeijinja/)
●伊勢神宮外宮奉納
「豊受大神さま」
(https://www.ise-cci.or.jp/hounouichi/html/toyouke.html)
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