歴史がぎゅぎゅっと詰まった天王寺の七坂を
ラリーできないながらもスタンプラリーしてまいりまして
(前回の記事「 天王寺七坂スタンプラリー!①」)

生玉真言いくたましんごん坂、源聖寺げんしょうじ坂、口縄くちなわ坂ときて
ここからは残りの坂をご紹介します~~◎

***

天王寺区民センターにて、
全てのスタンプをいただいてから再び南下し
続いては〈愛染あいぜん坂〉

これは上から見下ろした愛染坂
源聖寺坂や口縄坂ほど急ではないけど、ぼちぼち坂
(ぼちぼち坂ってどんな表現・・・)

下り口の右手に愛染堂があるのが名前の由来です
坂の北側、木がモリモリしてるところは大江神社

下から見上げた図↓

愛染堂も大江神社も行ってみたいのですが
時間がなくて今回はパス・・・
天王寺七坂付近、ほんと見どころが多すぎて
全部回ろうと思ったら朝から行かなくてはですね・・・
(この日は13時くらいから歩き始めました)

坂の南側は、聖光学院
甲子園でよく聞く名前ですが、こんなところにあったのか~

聖光学院がある場所には
その昔、「浮瀬うかぶせ亭」というでっかい料理屋さんがあったそうな

開業時期はわかりませんが
四天王寺や清光院に参詣する人々を目当てに開業したと思われ
江戸時代の情報誌『摂津名所図会』や『浪華の賑ひ』に
掲載されています

明治頃まで続いたそうですが
今はもう、聖光学院内に浮瀬亭跡地を示す石碑があるのみ

江戸時代には海岸線がもっと近かったし
当然高い建物なんてものもなかったので
大阪湾を行きかう船や、遠く淡路島まで見渡せたんだとか

しかも、店の名前になってる「浮瀬」というのが有名で
江戸にまでその名が知られていたらしい

浮瀬というのは
大きなアワビの貝殻の穴をふさいで作った盃のこと
なんと1リットル以上も入るらしい・・・

アワビの他にも、巻貝やオランダから来た貝など
いろんな貝で作った盃が使われていたそう
おっしゃれ~~~

松尾芭蕉や与謝野蕪村、滝沢馬琴といった
大物有名人も訪れていた大坂の人気スポットだったようです

愛染坂の南には〈清水きよみず坂〉

大阪市内唯一の滝が流れることで知られる清水寺

そう、大阪にも清水寺があるんですね~~
これもまた、ちゃんと調べてまとめたいお寺のひとつ

清水寺の横にある坂だから、清水坂

清水坂の南が〈天神てんじん坂〉

比較的ゆるやかな坂道

名前の由来はこれまたわかりやすく
安居やすい天神に通じる坂だから

安居天神といえば、大坂夏の陣で
真田幸村が戦死した地ですよ・・・
ゆっきー・・・!ここもまた参らねばならぬ場所

この坂の中ほどから下にかけて、こんなオブジェが↓

昔々、この辺りは良質な井戸水に恵まれていたんですって

なんでも、上町台地は生駒山からの伏流水が
地下を通ってるから、なんだとか

大坂の町でたびたび飲料水不足に悩まされたときも
ここの水はとても豊富で、人々の生活を救ってきたほど

この辺の水を汲んできて売り歩く、
水屋さんなんて職業もあったらしい

特に「天王寺七名水」という7つの井戸が有名だったのですが
今はもう、2カ所残すのみで、あとは枯れてしまったそう

このオブジェは、当時の湧き水の雰囲気を再現したものとの
ことですが・・・水枯れてる・・・(笑)

下から見た図
右側の木がモサモサしてるところが、安居天神です

そしてラスト!!

めっちゃ普通の道路に見えますが
こちらが天王寺七坂の一番南にある坂〈逢坂おうさか〉です

天王寺七坂、唯一車が走れる坂

松屋町筋の終点にある合法ヶ辻ごうほうがつじ閻魔堂から
東へ上がって四天王寺の西門に至る道です

合法ヶ辻というのは
聖徳太子が仏教反対派の物部守屋と仏法について
討論したところといわれていて、そのため「合法ヶ辻」と
いうのですが

逢坂の名の由来として
「逢坂の関」になぞらえて呼ばれたという説の他に

この、聖徳太子とモーリィ(守屋)の話し合い
「合法四会」に由来するともいわれ
「合坂(おうさか)」と名付けられたという説など
諸説あるようです

ハイ

なにはともあれ
これで天王寺七坂全て踏破いたしました!!!!!

今回はほぼ坂しかチェックしていないのですが
周辺には気になる寺社史跡がたぁぁあああくさん

天王寺にはしばらく通わなくちゃいけませんね・・・
(と言って、また数か月以上間が空くねんなぁ←)

天王寺には、七坂スタンプラリーの他に
「大坂夏の陣 激戦地をめぐれーっ!!スタンプラリー」
というのもあるようです

どちらも、てんのうじ観光ボランティアガイド協議会が
制作したもので
大坂夏の陣の方の発行日はわからないですが
七坂ラリーの発行日は平成24年・・・
10年くらい前からずーっとあったんですねぇ!

それが、心無い人のいたずらか何かわかりませんが
文化財にスタンプを押されるという事案が発生したため
七坂と大坂夏の陣、どちらのスタンプも
社寺の設置はなくなり、区民センターで管理されるようになりました

とはいえ、坂も寺社も石碑も
よっぽどの災害なんかが起こらない限りなくなりはしないから
ぜひぜひ皆さま、天王寺の史跡探訪の旅に
出かけてみてはいかがでしょうか♪

2022.5.15 姫松なつき

〈参考文献〉
●天王寺区ホームページ
「天王寺七坂」
https://www.city.osaka.lg.jp/tennoji/page/0000501824.html

●大阪市ホームページ
「天王寺七名水」
https://www.city.osaka.lg.jp/tennoji/page/0000501812.html

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

最近のコメント

    ページ上部へ戻る